医療アートメイク
刺青やタトゥーと異なり、ごく浅い部分にのみ着色するため、皮膚の新陳代謝とともに少しずつ薄くなっていきます。
個人差もありますが、眉では大体2~3年で色が薄くなっていきます。
アートメイクをすると、汗をかいたり洗顔したりしても眉やアイラインなどが落ちないため、水泳や汗をかくようなスポーツをする方、温泉がお好きな方や、花粉症やアレルギーなどで目をこする癖のある方も、落ちないので大変便利です。
アピアランスビューティクリニックでは特に、がん治療を頑張るかたを応援しております。
がん治療には、脱毛を伴うような化学療法もございますが、その際には頭髪のみならず眉毛、睫毛の脱毛も来たしてしまうため、大変お悩みのかたがいらっしゃいます。
その脱毛のお悩みの解決に、医療アートメイクはきっとお役に立つと存じます。
医療アートメイクの施術後は、眉やアイラインなどはお化粧よりも自然に、かつ美しく仕上がります。その他、眉が薄くて困っている方や、眉やアイラインを描くのが苦手な方、働く女性が朝のメイク時間の短縮や休日にノーメイクでいたい方などにもアートメイクはおすすめです。また、女性だけでなく男性にも大変おすすめです。
アピアランスビューティクリニックの医療アートメイク
3名ともに、国内最大のシェアを誇る、医療アートメイク技術者養成校 医療アートメイクスクール® BioTouch JAPAN バイオタッチジャパン の卒業生です。
BioTouch JAPANは1984年の設立から幅広い知識と経験で、今までに数万人以上に及ぶ技術者を育成してきました。
その技術と知識は、医療の分野でも多く活用されています。
医療補助コースでは、命の再生を手助けするための医療専門の技術者の育成も行っています。
やけど・皮膚線条・白斑・乳がん術後の乳輪乳頭形成・タトゥーの除去など、これらの問題に対する解決策を提供し、多くの人たちの自信を回復させてきた豊富な実績があり、わたくしどもアピアランスビューティクリニックでも、その技術を患者さまにご提供することができます。
BioTouchのピグメント(染料)の成分には、FDA公認の成分を用いています。
2011年には、ヨーロッパの安全基準もクリアし、アメリカ・ヨーロッパが定める高い品質基準を超える安全な製品を用いることが可能となりました。
アートメイクの種類
アートメイク施術方法は、マシーン(機械)彫りと手彫りの大きく2種類に分けられます。
手彫りの場合、施術に時間はかかりますがとてもナチュラルな仕上がりになります。マシーンよりもやわらかく、眉頭や眉尻をぼかしやすいです。立体的な濃淡を出すことによって、ナチュラルでソフトなグラデーションとなります。
マシーン彫りの場合は、利点としては時間が早いということがあります。ですが、手彫りと比較すると濃淡が付けづらいので柔らかさを出すのが難しい施術方法です。
眉
しっかりカウンセリングさせていただいてデザインした形に自然なグラデーションになるように施術いたします。
アイライン
まつ毛のあいだに色素をいれていきます。お好みのデザインに仕上げてまいります。
リップ
くちびるのお色味はお一人ずつ全く異なります。詳しいカウンセリングと、お色合わせで、ご自身にあった色素を入れていきます。
アートメイク施術の流れ
1カウンセリング・診察 (お肌の状態の確認を行います。)
2麻酔クリームを施術部位に塗布し、20~30分お待ちいただきます。
3デザインのデッサンおよびお色決めを行います。
実際に患者様のお顔にデザインをしていきます。鏡で一緒に確認をしてご相談をしながら形を決めていきます。
4施術 (専用の針を使用いたします。)
5クールダウンおよびアフターケアのご説明をいたします。
施術後、多少の腫れ感が出る事があります。ヒリツキ止めの軟膏を塗布し、クーリングをしていきます。
ご帰宅後でアフターケアをしっかりとしていただきます。
アートメイク施術について確認事項
治療経過、およびデザイン確認のため、施術前後のお写真の撮影をさせていただきます。
アイラインを施術の方へ
- 事前に睫毛エクステのご使用はお控えください。
- 施術当日はコンタクトレンズの装着ができませんので、眼鏡のご持参をお願いいたします。
施術のリスク
- 麻酔、使用する針(金属)、色素などによりアレルギーが出現する可能性がございます。
- 麻酔クリーム・色素などでアレルギー反応が出現した場合は、施術を中断しアレルギーの治療をさせていただきます。
- 針の刺激による出血・腫れ・内出血が出現する可能性がございます。
- リップの施術の場合、ヘルペス症状が出現する可能性がございます。
- 体調・体質に医療アートメイクが合わないと判断しました場合、施術しかねる場合がございますのでご了承くださいますようお願いいたします。
- デザインにつきましては、患者さまとしっかりご相談の上、施術させていただきますが、医療アートメイクの特性上、色素が定着しない、色素定着のムラなどが発生する可能性がございます。
薬剤アレルギー・金属アレルギーがご心配の方へ
パッチテストを行います。(別途3,000円税別)
判定は48時間後ですので、パッチテスト当日は医療アートメイクの施術はいたしかねます。
施術後の注意事項
医療アートメイク施術直後は色が濃く発色しますが、1週間程度で半分になり、時間の経過とともに定着してまいります。
- 施術翌日より洗顔・シャワーを開始していただけます。
- 施術部位のクレンジングは1週間お控えください。
- 過度な運動・アルコール摂取は、出血や腫れの原因となりますのでお控えください。
- 腫れ・痛みがある場合は、施術部位を冷やしてください。
- 腫れ・出血・痛み・かゆみ等の症状が長く続く場合は、感染を起こしている可能性がございますので、当院へご連絡をお願いいたします。
- 感染予防のため、1週間は、お渡しした軟膏を施術部位に塗布してください。
- プール、温泉・サウナ等の公衆浴場のご利用は、施術後1週間はお控えください。
- 濃い発色が気になる場合は、軟膏を塗布した上から、パウダーを当ててください。
- 痂疲(かさぶた)は、絶対に、無理に掻いたりせず、自然に剥離するのをお待ちください。無理に剥がすと、定着しつつある色素まで剥がれてしまう可能性がございます。
- 施術翌日以降、施術部位に紫外線が当たらないように、十分なUVケアをお願いいたします。
- 施術部位の近くにレーザー治療などを受ける際には、医療アートメイク施術後である旨、ご担当の医師・看護師にお伝えください。
MRI検査を近日中に受ける患者様へ
MRI検査とは、強い磁力を用いて身体の内部を撮影する検査です。
医療アートメイクの施術後にMRI検査を行う場合、色素に含まれる微量の金属が磁力に反応し、熱感や熱傷を起こす可能性がございます。
可能性としては極めて稀ではございますが、近日中にMRI検査をお受けになるご予定の方は、カウンセリングの際にその旨お伝えください。
また、今後MRI検査をお受けになる際には、医療アートメイク施術後である旨、ご担当の医師・放射線技師にお伝えください。
施術回数
カラー定着には2~3回の施術が必要となります。
※リタッチ(修正)は、皮膚に負担がかかるため、1ヶ月以上経過してからの施術をお勧めいたします。
※皮膚の状態により、色素の定着にムラが出る可能性がございます。