脂肪腫

脂肪腫とは

脂肪細胞でできている、皮膚との癒着のない腫瘍(脂肪のかたまり)です。
性別・年齢を問わず生じ得る身近な腫瘍ですが、傾向としては40~50代の女性によく見られます。基本的に良性ですが、ごく稀に悪性の脂肪種も見つかります。
背中、肩、臀部などによく見られますが、化膿したり、臭いを放ったりということはありません。粉瘤との鑑別が重要です。

自然に治ることはありません

自然に治ることはありません脂肪腫は、自然に治ることはありません。
増殖のスピードに差があるものの、基本的には大きくなっていく一方です。大きくなると手術のご負担も増大するため、早めに受診されることをおすすめします。

脂肪腫の原因は?

脂肪腫は、脂肪を蓄えた細胞が増殖してかたまりとなってできたものです。
ただ、その増殖がなぜ起こるのか、はっきりとした原因はまだはっきりとはわかっていません。脂肪腫のうちの約8割に染色体異常が確認されることから、そのことが発症と関わっているのではないか、と言われています。

脂肪腫の症状脂肪腫(リポーマ)の症状は?

痛みのないしこりがが、主に背中、肩、臀部に生じます。
直径1センチほどのものから、長く放置したために10センチ以上にまで肥大したものも見られます。
粉瘤との大きな違いとして、膿が出たり、臭いを放ったりということがない点が挙げられます。また、痛みもありません。(脂肪腫の中でも赤みのある「血管脂肪腫」は、痛みを伴うことがあります)

脂肪腫の治療

当クリニックでは、局所麻酔下での脂肪腫の日帰り手術を行っております。
脂肪腫のほとんどは良性で緊急性はありませんが、ごく稀に悪性の場合があります。
また、肥大して大きくなればなるほど手術の負担も大きくなりますので、痛みがないからといって放置するのではなく、できるだけ早く治療を受けることをおすすめします。

1診察・診断

しこりの状態を観察し、他の疾患(粉瘤など)と鑑別し、さらに良性・悪性の診断をします。 患者さんのご同意がいただけましたら、手術へと進みます。

2局所麻酔・手術

患部に局所麻酔をかけた上で切開を加え、腫瘍を摘出します。
その後止血し、丁寧に縫合します。

3抜糸・術後観察

1~2週間後に再度ご来院していただき、抜糸します。

脂肪腫手術後の注意事項

  •  出血や感染のリスクがあるため、湯船に浸かることや、プール、サウナなどは1週間控えてください。
  • 手術当日、翌日までは痛みがある場合がありますので、痛み止めを処方します。
  • 抜糸のタイミングは、脂肪腫の部位や大きさにより異なります。おおよそ1~2週間後とお考えください。

脂肪腫手術の費用

脂肪腫の摘出手術には、健康保険が適用されます。
以下の一覧表の料金が目安となります。

病態 費用(3割負担の場合)
露出部(頭・顔・首・肘から先・膝から下) 2センチ未満の脂肪腫 5,310~5,910円
2~4センチの脂肪腫 11,340~11,940円
4センチ以上の脂肪腫 13,410~14,010円
露出部以外 3センチ未満の脂肪腫 4,170~4,780円
3~6センチの脂肪腫 10,020~10,630円
6センチ以上の脂肪腫 12,810~13,420円

※表内の費用は手術費用です。別途、初診料、再診料、処方料、薬剤料などが必要です。

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