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乳がん患者さんとアピアランスケアと美容医療

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local_offer院長のつぶやき

今日はちょっと真面目なお話をさせてくださいませ。
わたくし2002年の10月に駒込病院に参りまして、以来2018年1月まで、ずっと乳がん治療に携わらせて頂いていました。

外来は週に2日、多いときは(ドクターの異動とか一時的なこともありましたが)3日
初診の硬い表情のかた 術後フォローのかた 治療開始から5年以上経過して1年に1回の受診にニコニコでおいでになるかた 
再発にも前向きで毎週治療にいらっしゃるかた 治験をうけているかた その日わたくしから乳がんを告知されるかた

いろいろな状況の患者さんと、たくさんの出来事を共有させていただいてまいりましたが
やはり、
乳がん以外の、同じ女性同士ならではのお話になると、
患者さんみなさん、突然、それまでと違う表情を見せてくださって
思っていらっしゃることを堰を切ったように、お話しくださった思い出がかなりあります。

ご主人や彼氏さんのこと
美味しい食べ物のこと お化粧品のこと
お仕事のこと ご自宅のこと
お子さんのこと お姑さんのこと

お題は様々でしたが、
お顔であってもお身体であっても
やはり、ご自分の「見た目」のお悩み、
それがいちばん、重大で深刻で、なかなか他人におっしゃることを躊躇なさっていらしたことが忘れられません。

アピアランスケア
って
ひとつの悩みにひとつの治療、といった
一問一答形式の対応ではなくて

そのかたのお悩みの
内容やその程度に応じて
がんのこと、美容のこと、わたくしにお話しいただけるかどうかが、大切だとしみじみ感じています。

2018年1月から勤務したガーデンクリニックでは
乳がん術後のかたもおかげさまで
わたくしのところにいらしてくださいましたが

患者さんのほとんどがそういった
がん治療などのバックグラウンドのないかたがたでした。

美容医療なら、アピアランスケア の考え方は不必要でしょうか?
昨今の報道などでも、ときに取り上げられている通り
「気軽に」「メイクの延長のような感覚で」美容医療をご提供するのでしょうか?

実は
きれいになりたい、こんなふう(な外見)になりたい
というお気持ちはやはり
重大で深刻で、なかなか、他人におっしゃることがためらわれる、というかたがたくさんいらっしゃいました。

ガーデンクリニックでは
「手当て」という言葉をつかって、ご提供する施術のうちの気持ちの面も、しっかりご指導いただきました。

わたくしども医療従事者は、この知識と技術と経験の蓄積を
なんとなく使うのではなくて
自分たちが一番、大切にしながら、
丁寧に患者さんにご提供差し上げることに注力すべきだと
開業させていただいてからずっと、考えております。

読みづらい文章で申し訳ございません。
開業から1ヶ月、いま思っていることを書いておこうと思いまして。

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